ペダステを観てきた

東京公演を観劇してきたのでその感想を書き残しておこうと思います。

ペダステは楽しすぎて、観た後はいつも頭がパーになっているので記憶違いも沢山してると思いますが他人の感想にそんなこと気にするな。

大阪公演を観てきたので興奮の追記をしました(5.25)。

アドトラ企画について思っていたことをどうしても書きたかったので、それも少しだけ。

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およそ1年2ヵ月ぶりのペダステでした。
長かった、本当に楽しみに、ドキドキしながら待ってた。
新作の2.5次元作品がどんどん世に生み出され、群雄割拠する時代に1年以上も公演が無かったことでずっと私は緊張していました。もうないかも、て。
でも、待ちに待った新作公演です!やったね!嬉しい!愛してる!

北千住遠い!でも後方列でも観やすい劇場だ!最前をくれ!
ポスターの真ん中に今泉ドーン!かっこいい!主役じゃん!
グッズの発表早い!LEDシリコンバンド!!光り物!!
と発表される全てに頭パーになってました。

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さておき、公演の感想を…
今作の見所ですが、先ず「前回公演までのダイジェスト」です。

「これまでの小野田坂道の来た道」として小野田君が総北高校に入学したところからの、およそ7年分の歴史が纏まったダイジェストになってます。
ダイジェストの時点で、良い意味で疲労を感じるボリュームでした。
これまでペダステが演ってきた数々の名シーン、名レースをたっぷりと味わうことができるダイジェストでした。泣けちゃう!

このダイジェストは今公演にてペダステが初見になる人にも非常に優しいペダステへの導入だったように思います。
勿論、過去に公演を観たことがある人には「ペダステの来た道」なので、懐かしさで胸に込み上げる熱いものを感じることができると思います。古参も観に来て。

次回はとうとう3日目がスタート...個人的に広島呉南の浦久保君は石渡真修くんとかすごく合うと思うんですけどね、次回公演も楽しみです。

ダイジェストが見所デスという話を「次回公演も楽しみ」で絞めてしまうのはどうかと思うのですが、
それだけこのオープニングダイジェストが素晴らしかったです。観て。

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さて本編は単行本で言うと46~49巻くらいの内容です、たぶん(あやふや)。

総北が先頭に追いところから付く小さな峠まで。
公演の内容は「漫画の通り・・・しかしいつも通りテキスト儘ではない」と言う感じです。
1年2か月ぶりに観たのですが、良い意味で「いつも通りのペダステ」でした。
ゴール争いの中で、エース3人の回想が丁寧に描かれています。
2つの峠での勝負もしっかりと描かれています。
そして差し込まれるペダステ名物面白モブの東堂くんの女子ファン!観葉植物!ガードレール!宿舎の自販機!
大阪公演は浪切ホールで 5月25日・26日の4公演ですので、ぜひ観て頂きたい。

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細かい感想になってしまうのですが、これから観る方には注目して頂きたい、既に観た方には今一度噛み締めて頂きたいキャラクターとシーンをご紹介します。

今回の公演で私がMVPだと思っているのが、
パズルライダー・長瀬真夏氏の演じる京都伏見115番の木利屋くんです。
私が今作で最も心揺さぶられたシーンは、「京都伏見木利屋くんがDNFする」シーンでした。

基本的に常に下手に座りたい箱根学園の女子ファンの私にとって、京都伏見というチームは「御堂筋君の為のチーム」という印象が強くて、御堂筋君の作戦の中でDNFする選手達は御堂筋君のキャラクター性を表現する為の「小道具」と思って漫画を読んでいました。
総北や箱学の選手たちが自身の仕事を終えてリタイアしていく時よりもずっと軽い気持ちで彼らのリタイアを見てきたというか。

なのですが!!
ずっとそういう風に読んできたのですが!

京都伏見がいち早く仕掛けた山岳とゴール争いの中でリタイアするのが木利屋くんです。
漫画を読んでた時、本当に申し訳ないのですが彼は私にとってそれ以上でも以下でもなく「御堂筋君の小道具」でした。
名前を覚えるよりも先に漫画の画面から消えていくキャラクターの一人でした。

ところがどっこい、ペダステで長瀬真夏氏が演じる姿を観て、木利屋君が限界までペダルを回して御堂筋君と水田君を運んでいたことを体感したことによって初めて
「彼もまた、インターハイを走る一人の選手であった」と認識することができました。
望んで認識したわけではなく、ただ本当に目の前にいる木利屋くんが一生懸命だったからそう感じました。

木利屋くんは「俺はこの目で、ゴールを見たかった」と言いながら落ちていきます。
この姿が本当に切なくて、「めっちゃ頑張っとった115番」が落ちていく姿には涙を禁じ得ませんでした。
これは、弱虫ペダルという漫画では本当に「よくある」としか言えない頻繁に起こる展開の筈でした。
それなのに改めて
「あんなに頑張っていたのに、ゴールを見ることができない、インターハイのステージを走りきることができない」
という切なさで胸がいっぱいになりました。

原典を超えた感動を私は長瀬氏の木利屋くんに感じました。
大阪公演は浪切ホールで 5月25日・26日の4公演ですので、ぜひ木利屋くんに注目してご覧頂きたいです。

そして、この木利屋くんのリタイアを受けて京都伏見のキャプテン水田くんの心にも不安の波が広がります。
その時、水田君は「俺はキャプテンやし」「優秀な発射台やし」と自分を鼓舞するのですが、
この時の水田くんの不安が木利屋くんのシーンの後だと物凄く伝わってくるんです。
山岳賞を利用して箱根学園を陥れる作戦に使われる水田くんの「俺が山岳賞!?」「三年間やってきてよかった」の時の嬉しそうな姿がまた堪らなく切ない!!!

本当に正直に言い過ぎて水田くんのファンの方に絞め殺ろされてしまうかもしれませんが、
葦木場くんのオンナである私にとって、原作を読んでいた時この場面の水田くんには滑稽さとか「こいつのせいで!」とかそういう気持ちしかありませんでした。
「何を言っているんだこの小物は!」くらいの。

ところがペダステにおいては、この後の展開は全部既に知っているのに水田くんに「頑張って」という気持ちを抱きました。
水田くんがゴール際で小野田坂道を抜いた姿にも、表彰台に立つ御堂筋君を讃える姿にも、
「水田くんもまた、勝利を信じて走る一人の選手である」ということを感じました。

2.5次元作品は漫画を読んでいた時の感動を体感を持って得られることが喜びだと思っているのですが、
こういった、「原作を読んでいた時に感じなかったこと」を得られる事もこのジャンルの魅力だと思います。

今回の公演で最も感情を揺さぶられたのは、京都伏見木利屋くんのDNFと水田くんでした。
メインレースではないけど、本当に、このシーンが大好きです。

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書き疲れてしまったので、あとは軽~~~く箇条書き的な感じで…少しでも気に留まったら劇場に来てください。
大阪公演は浪切ホールで 5月25日・26日の4公演ですので、ぜひ劇場でご観劇ください!

・音楽
かっこいい。すごくかっこいいです。
今泉君のリミッターが外れる時の音楽が本当に好きです。湧き上がってくるものがある。
箱根学園の女子ファンのシルエットの音楽も「アガる」って感じで好き。

・ペダステ名物面白モブ 東堂様の女子ファンたち
基本的に毎公演楽しかったのですが、平日の公演にあまり行けず4公演ぶりに観に行ったら、5.17の夜公演でバシザキカネコちゃん登場からのくだりが随分変化してたことを知り、その変化は少し「初見に優しくないな」と感じるものでした。
基本的に女子ファン達は演じる役者達とキャラクターのハイブリットなパロディなのですが、それを客席に伝える「自己紹介」のセリフが5.12ソワレよりもずっとスピードが速くて、キャラクターとして演じられているというよりは「セリフを読んでいる」という印象で、キャラクター達のパロディ要素は本当に面白いのに、少し勿体ないと感じるものでした。

「(山岳賞は)誰が獲るかな~」と女子ファンたちが揃って言ったセリフを東堂君が一人でリプライズするそれが、その後に続く東堂君の真剣な雰囲気とのコントラストがとても格好良くて大好きだったのですが、
その日はアドリブの流れによってシーンから失われていて少し悲しかったです。

かつての熱海スティックフォーを思い出してその後の展開へ集中するのに聊か時間を必要とするものでした(熱海スティックフォーについて苦い思い出を持っているのですが、このエントリでは割愛します)。


「長い公演期間のなかで、ほんの数日、数公演見なかっただけで、観たかったものが観られない、観られるはずだったものが観られなくなる」

残酷だけど、仕方のないことです。


こういうことがあるから、「どうしても初日に入りたい」とまた私の初日への執着が強くなりました。
翌日に今公演で初めてペダステを観劇する友人との観劇を控えていたので、このシーンを楽しめるか不安になりながらその日は家路につきました。

結論から言うと全く杞憂でした。

5/18マチネ、秩序が戻っていました。
パロディの名乗りセリフは多少走り気味ではあるものの、ただのセリフの音読ではなく、キャラクターとしてのセリフであることを取り戻していました。

とても嬉しかったです。素直に面白かった。その後のシーンにもすぐに集中できました。アドリブシーンはいつもこうあって欲しい!
ソワレが初観劇となる友人にもきっと楽しんで貰える、と信じることが出来ました。

そういえばこのシーン、マキヤナギルナちゃんが東堂さんを「眠れる森の美女」と言っているのが初日からずっと気になっていたので、ぜひ「美形」に直して頂きたいところです。美形(ビューティ)だよ!

東堂の女子ファンは強烈なペダステ名物面白モブなんですが、他にも観葉植物、ガードレール、御堂筋くんのボトルを運ぶ風(?)...
今作も目が離せないモブが多くてとっても楽しくて一部の隙もないペダステになってます。

・ペダステ名物モブ2「自動販売機」
宿舎のロビーの自動販売機も毎公演物凄く楽しかったです。
オチには初めて観た時は驚きましたが、そこからもう1段階オチが着くので、本当にこれだから舞台弱虫ペダルは面白い!下品じゃない!最高!

・劇中歌
初日はとにかく真波のソロが不安だったのですが、歌い込まれるほどに味わい深く、癖になるものが有りました。
歌詞の「♪それを教えてくれたのは君を導いたあの人の友達なのだから」が登場人物が多くて好きです。
好みの話です。歌は頑張れ。
3人のエースの歌も良かったですね。各校のエースを表現するマイムが本当に特徴的で好きです。
あ~~~好き、全部好き。

・グッズ
 LEDシリコンバンド、最高です。9公演入ったので私の腕には9個のLEDシリコンバンドが着いています(初日の段階で5個は腕についていたのですが)。
「やっぱり総北も欲しい!」とか「今日の公演で京都伏見がとても良かったから応援のつもりで買おう!」などとしていたら9個です。めっちゃ光ります。
我ながら語感が気に入ってしまったので宣うのですが、私のことは「ペダステのエレクトリカルパレード」とお呼びください。

LEDを車輪に仕込んでいる「六甲おろしの竜 柿本竜大」を思い出しました。点灯させる度に「その上ー、光る!」と1人ニヤニヤしております。
グッズをご担当してくれた方、ありがとうございます、たくさん買います。

次回公演、広島呉南が登場した際は緑のLEDシリコンバンドが発売されるでしょうか。本当に楽しみです。

・東京楽の挨拶
鏑木一差役の原嶋元久氏が「毎日が誰かの初日で、誰かの千秋楽」と仰っていて感動しました。
感動と言う以外の言葉を知らなくて本当に悔しいのですが、何というかとても嬉しい言葉でした。

観劇している者にとって、その日がどんなに長い公演のなんでもない中日でも「特別」なんです。
初日だから、千秋楽だから…公演する側にとっての特別は確かにあると思うのですが、
「だから特別な公演」ではなくて
毎日、毎公演が特別であることを意識して臨んでくれているという意味と私は受け取りました(違ったら恥ずかしいな)。

また、私は葦木場君を世界で一番好きなオンナなのですが…この世に同坦など一人もいないので必然的に私が世界で一番彼を好きなオンナなのです。同坦などいません。存在を認めない、認めないので存在しない!私がNo.1です!

さておき、その葦木場君を演じる富永勇也氏が今回の公演で(私が観た中では5/17の夜公演から)、演技というか…セリフの抑揚やペダリングから感じるパワーがこれまでよりもずっとずっと素晴らしいものになっていました。

私のキャラクターへの思い入れが強すぎるので、富永氏には少なからず不安を感じることがあったのですが、今回の公演では「富永氏が葦木場くんを降りることになったら悲しい」と本当に心の底から思いました。
東京楽の挨拶でご本人から「思いを以て臨んだ」「観たヒトの心に何かを残せたらいい」と言葉にして頂いたのも、私はどうしようもなく嬉しく感じました。

私の心には確かに富永氏の葦木場くんが残りました。
観劇を趣味とする者にとって「俳優が客席に届けたかったものを受け取ることができた」という事はとても嬉しいことだと思います。嬉しかった。

嬉しかったしその日の芝居が良かったので個人ブロマイド積みました。
財布の中の現金リミットブレイカーだったのでカード決済しました。カード決済できる物販は最高でした。

東京公演はとても楽しく観劇して終えました。
大阪公演も本当に楽しみです。まだ、ペダステを見ていられるということが本当に嬉しいです。

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大阪公演を観てきたのですが、花道が登場とブログで紹介されたことにより、急遽観劇予定を1公演増やしました。
いきなり演出が明らかに変わった千秋楽なんて観たら刺激が強過ぎて気が狂ってしまう!

お席が偶然にも非常に花道演出を体感し易い位置だったのですが、俳優たちが花道を通るたび、走り抜ける度、振動が凄い!!揺れる!!

4dxって感じ!!

花道の登場によって、この芝居を「振動」で味わうことが出来て凄く面白かったです。4dx!

花道以外は特に大きな変化はないのですが、本当に何度公演を観ても楽しくて…大阪着て良かった!と思わせてくれるの本当にありがとう、ペダステ…!

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ここからはほぼ愚痴なのですが…

今回の公演が始まる前にあったアドトラ企画について見解を述べておきます。
得るものは何もないので読まなくて大丈夫ですが、私の気持ちを整理する意味で書いて残して置きます。

この企画に対する私の気持ちは「ゲネプロに「客」を入れるならチケットを売ってくれ」です。

誘える友人は誘い、通える範囲でチケットを追加購入し、初日のチケットを仰ぎながら本当にペダステの新作公演が初日を迎えることを楽しみにしていました。

都内を走行するアドトラックを追いかけまわって写真を撮り、ハッシュタグを付けてSNSに投稿するとゲネプロに抽選で5名をご招待、と言う地獄の企画が発表されるまでは。もう、頭の中はバーニラ!バニラ!走行中て感じでした。

オーマイグッネス!と膝から崩れ落ちました。
「わたしが持っている初日のチケットよりも先に、5人のオタク(ファン)が既に初日を迎えている」ということに本当にショックで…絶望しました。

私は「初日」に対して強い思い入れを持っているタイプの観劇を趣味にする者です。「処女厨」です。

だって「初日」って特別じゃないですか。

クソオタなので、ペダステ風に言いうと、

誰よりも早く観劇したものだけが栄光を掴む!
その初日、誰も見たことのない芝居が見たくて
僕達はひたすら先行を申し込む、
初日の客席へ運ぶ自分のチケットと連番仲間達を信じて!!

あんまり上手くなかった…でも、こういうことなんですよ!

何度でも言いましょう、「初日」って大事じゃないですか!!初日が大事じゃない奴なんかとは同じ釜の飯が食えません!!!


まだ観客のレスポンスを受けていない状態。

稽古場で「これが完成品だ」と作り上げてきた状態。

作り手が「最高」として提出してきた状態。

それが実際にはどんな評価のものであろうと、私はそれが観たいです。
私たちは観客と言う劇場の一要素です。それを以て完成品であると仰る方もいるでしょう。
しかしながら観客のレスポンスを受ければ、お芝居はどんどん変わっていきます、それは観劇の醍醐味でもあります。

同じものは2度と観られない。
毎公演ごとに変化・進化していく作品の原初である「初日」が私はどうしても観たいんです。

この企画の、トラックの走行範囲を気軽に訪れることが難しいファンだってきっと沢山いました。
距離は近くても時間帯の制限の中で参加できなかった人もいるでしょう。

その人達だって、ペダステが好きで「ペダステの初日」を楽しみに待っていたかもしれないじゃないですか。

「まだ誰も観ていない初日」が観たくてチケットを購入したり、予定を調整して楽しみに待っていたかもしれないじゃないですか。

人生は不平等です。突破するっきゃないっショ、です。
でも、それでも、
楽しみにしていた、特別な思いを持って購入した、そのチケットがその意味合いを突然失ってしまうなんて、公演日を素直に楽しみにできないなんて、 そんなことはあってはならないと思うんです。

観劇は娯楽なのだから。

こんなことを言うと、公演を盛り上げようとして企画してくれて、宣伝にアドトラックを用いる為に予算を割いてくれた企画担当の方を悲しませるかもしれませんが、私はペダステが大好きだから、本当に大好きだから、大好きな作品がこんな風に誰かの大切な初日を失わせるような企画は二度として貰いたくないんです。

ゲネプロに観客を入れるならチケットを販売して欲しいです。

売っているものが買えないのは「努力が足りなかった」とか、「誰かの努力を超えられなかった」って納得出来るから。

ただ、そうは言うものの、私はペダステを、弱虫ペダルを愛するオンナなので
「頑張らないと期待なんかされない」のお言葉の下、
頑張っていない自分には自分自身ですら期待することすらできないので
鯨井康介氏のものまねを捗らせながらトラックを1週間追いかけまわしました。

ちぃとばかり無理をして…そう、社会的人権を多少犠牲にして、
会社の昼休みに抜け出してアドトラックの走行範囲を巡ったり、
21時までの走行時間に間に合うように退勤するために多少早出の出勤をしたり、
土日に家族サービスを蔑にしてトラックを探しに行きました。辛かった。離婚されるかと思った。
2.5離婚って言われる気持ちがペダステ公式さんにはわからないでしょうよ!(知らんがな)

「そんなにゲネプロに入りたいのか」と呆れられてしまうと思います。
しかも抽選で招待、毎日トラックを追いかけたって当選する保証なんて一つもありません。

でも、それでも、「どうしても「初日」が観たい」「まだ誰も見ていないペダステが観たい」その想いで必至でした。
4月だというのに寒くて、夜間にトラックが通るのを待機していた時は後頭部を万力で絞められているような頭痛に襲われました。後々思えば、あれは風邪と言うよりはストレスによる頭痛だったように思います。

毎日、トラックを追いながら、自分の持っている「初日」のチケットが純粋な初日ではなくなってしまう可能性に怯えていました。

でも、私がトラックを追っていることを知って、
トラックを見かけた際に写真を撮ってくれるフォロワーや私のツイートをファボってくれるフォロワー、頑張ってと声を掛けてくれたフォロワー
...とにかくこの企画を知ってくれている人達がいること、少なくともその人達は「ペダステ」の存在を知ってくれていることが本当にとても嬉しかったです。

あわよくば観に来てくれたらもっと嬉しい、等と思っておりました。お時間ある方は是非観に来てね。

わたしはペダステが大好きです。
100枚チケットを持っていたら98枚は「観てください」と配って回れるくらいペダステが好きです
(友達との連番はさせてくれ)。

この企画の全てが嫌だったわけではありません。

トラックを走らせて広く公演を宣伝してくれたペダステ公式には本当に感謝してます。
私はただの観客だけど、ペダステをたくさんの人に知ってもらいたいと思っているから。

でも、こんな不平等で突破するっきゃないショな企画はもう二度として欲しくないです。
ペダステの初日は、その日を楽しみにする人にとって平等の喜びであって欲しいと思っています。

ていうか、そうじゃないと「初日に行きたい」って思っているようなペダステの大切な顧客を失うことになるんじゃないかなって!!!顧客を大事にして、まず第一に私とか!!!!

トラックを追えない人の中にも私みたいな処女厨はいると思っているから、
また同じ企画が上がった場合、こんなことを言っている私は審査の対象外になるかもしれないけど、
それでも、どうしてもこの企画を素直に称賛することはできません。できませんでした!!!!
ただ、私は頑張りました。頑張ったって自分で言えます。なので、この言葉でエントリを締めくくりたいと思います。

「あぁ良かったよ!悔いはない!!」